空と旅と温泉と雑想と

きれいな空や旅や温泉のこと、そして日々思ったことを書いていきます

生物の進化が呼ぶ環境の変化の展示

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はじめに

現在お届けしているのは国立科学博物館(カハク)の旅行記
今回は前回に引き続き地下2階の展示の話です。
前回の記事では環境の変動と生物のつながりを感じた展示の話をしましたが、今回は太古の生物の痕跡を見られる展示の話をします!

記事の前にちょっとだけ宣伝です

以前当ブログで連載していたハワイ旅行記
その一部を纏めて内容を編集し、Noteの有料記事で販売を始めました!(Noteの記事は広告なしです)

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次回はハワイ島で見た素晴らしい景色の話をする予定です!

後世生物の這い痕で感じる歴史のロマン

みなさま、まずは下の写真を御覧ください。

石板の表面に、ちょっとした溝が縦横無尽にはいっています。
石板の大きさを測ってはいないのですが、右下の展示カードと比較するとだいたい横40cm×縦30cmくらいでしょうか。
こちらの石板、一見するとちょっと傷の入ったただの石ですが、実はなんと最古の後生動物の這った痕と言われているそうです!
※後生動物:多細胞で体が複雑な構造を持つ動物のこと。多細胞の構造を持つため、異なる細胞が特定の機能を持って協働する組織や器官を形成する。(ChatGPT調べ)
この石はレプリカなのですが、本物はインド中部で発掘されたものだそうで、石ができた時代はなんと約16億年前!
16億年前と言うと、エジプトでピラミッド群が建造されたのが約4500年前なので、それの35万倍です!
ピラミッドができたのだって遠い昔の出来事のように感じますが、ピラミッドを作ってから今に至るまでの期間を35万回以上繰り返して、やっとこの這い痕ができた年代に到達する…

もの凄い壮大な歴史ロマンだわ…

さて、この近くの展示にもう一つ歴史ロマンを感じる展示がありました!

痕ができなくなって感じる歴史のロマン

続いては下の画像をご覧ください。

こちらは約11億年前のパリンセスト・リップルのレプリカです。

水流や風で生じる砂の文様をリップル(漣痕)と言うそうです。
そして先カンブリア時代(約5億4千万年前まで)のリップルの多くは、古いリップルを壊すことなく重なり、複雑な文様を作っていたそうで、これをパリンセスト・リップルを呼んでいるそうです。
しかし活発に動き回る動物が現れると、海底は撹拌され、パリンセスト・リップルはほとんど形成されなくなったとのこと。(参考:展示説明)

つまりは、生物が進化した結果できなくなった痕、ということです。

最初の痕は、生物が進化したことでできた痕。
次の痕は、生物が進化したことでできなくなった痕。

う〜ん、面白い。
歴史のロマンを感じる…

終わりに

先程も書きましたが、最初の痕は生物が進化したことでできた痕で、次の痕は生物が進化したことでできなくなった痕でした。
前回の記事で紹介した展示内容は、環境の変動に合わせた進化の話でしたが、今回の記事で紹介した展示は、進化が環境に変化を与えたとも言えるので、歴史のロマン以外に進化と環境という目線で考えても非常に興味深いです。

さて、次回は生物が環境に干渉して作った痕の話をします。次回の痕はよりはっきりとして凄いです!

記事の閲覧ありがとうございました!
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