空と旅と温泉と雑想と

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テレビゲームがMoMAに収蔵されている 〜私がテレビゲームを好きな理由

MoMAにはパックマンが展示されている

皆さんはニューヨーク近代美術館MoMA)に、ビデオゲームパックマンが収蔵されていることをご存知でしょうか?
そう、あの黄色い食べかけのピザのようなキャラクターが、敵を避けながら黄色い餌をパクパク食べまわるゲームです。

MoMAのHPを見ると、最初に展示されたのは2013年で、その後も何度か展示が繰り返されているようです(リンク)。

なぜ、美術館にビデオゲームを展示しているのか?

展示を決めた理由を、MoMAのシニア・キュレーターである、パオラ・アントネッリさんが説明した動画が以下になります。


www.youtube.com

動画で語られていた内容をまとめると、

  • 現代はデザインの時代である。
  • デザインは身近なものである。
  • デザインは芸術とイコールではなく、そしてデザインといえばおしゃれというわけでもない。
  • 例えばパソコンのフォントや、機械が作った椅子でも、それはデザインである。
  • テレビゲーム(ビデオゲーム)はインタラクションデザインが最もよく表されたものである。
  • 現代は、フィジカルの世界とデジタルの世界がまるでスープのように混ざった時代である。
  • 両者の間をつなぐのがインタラクションデザインであり、だからこそ、インタラクションデザインを体現するビデオゲームMoMAに展示する意義がある。

インタラクションデザインについて調べると、以下のような説明が有りました。

「ユーザーが特定の操作を行なったとき、システムがその操作に応じた反応を返すこと」という意味で使われています。
つまり、インタラクションデザインは、「機器やソフトウェアなどが使われる際の、ユーザー側の操作やシステム側の反応などをデザインすること」といえます。
(出典:IT業界まるわかりガイド 「インタラクションデザインとは?ユーザビリティの向上につながるデザインをご紹介!」

私がテレビゲームが好きな理由

私はテレビゲームが大好きです。
(本来は動画の言葉を尊重して、テレビゲームではなくビデオゲームと記述すべきですが、私にとってはテレビゲームと言う方が馴染み深いので、以降もテレビゲームと記述します)
幼稚園の頃に初めてテレビゲームに触れ、大人になった今でもテレビゲームを楽しんでいます。
ブログの記事で、テレビゲームのスクリーンショットを何枚も皆さんにお見せしたこともあるぐらい好きです。

bonchansan.com

何故、私はテレビゲームを好きなのか?
このテレビゲームとインタラクションデザインの話を聞いて、なんとなく納得しました。
私がテレビゲームを好きなのは、
自分の操作に対して、ゲーム内の世界が面白い反応を返すからである
ということに。(勿論ストーリが面白い、画像が美しい、などもテレビゲームが好きな理由ではありますが)
そう、私がテレビゲームを好きなのは、インタラクションデザインを楽しんでいるからなのだ、と気付いたのです。

テレビゲームにインタラクションデザインを感じる部分

インタラクションデザインを楽しむということは、要は何が入っているかわからないおもちゃ箱を楽しむ感覚なのだと思います。
このゲームはこういうことをしたら、どういう反応を返すのだろう、ということを楽しんでいるのだと思います。

ここからは2つのゲームを挙げて、もう少し具体的に説明します。
(ゲームのシステムやストーリーを話したいところですが、そうするとものすごく長くなってしまうのでインタラクションデザインを感じた部分に絞ってお話します)

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド

本作でインタラクションデザインを感じたのは、自分の操作に対してゲーム側がしっかりした回答を提示してくれると感じたことです。
例えば遠くの方に山が見えたとします。「あの山に登ったら何かがあるのかな?」そう思ってワクワクしていくと、何らかの答えが用意されています。

また、ゲーム内には様々な道具があるのですが、それらを使ったインタラクションデザインも素晴らしいです。
例えば「高いところに行きたいけど道がない」という謎に対して、道具を使って草に火をつけて、上昇気流で上にあがってゆく。という謎解きがあります。「草に火を付ける」という、自分の操作に対し、「燃えて上昇気流が発生」という反応が返ってくるわけです。

グランド・セフト・オート サンアンドレアス

ゲーム内容は非倫理的な内容のため、嫌悪感を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、このゲームもインタラクションデザインの素晴らしい部分があると感じています。
(ゲーム内容が暴力的なため、動画ではMoMAで展示をしないゲームの一例として挙がっていましたが…)

本作でインタラクションデザインを感じたのは、先程のゼルダとは逆に、自分の操作に対してゲーム側が予期しない回答を返すと感じたからです。

実際にこんな事がありました。

  • ゲーム内でトライアスロンをするイベントがある。
  • 私はトライアスロンに参加し、最終種目であるマラソンを2位で走っていた。
  • このままゴールできると思っていたが、なんと3位の選手(コンピューターが操作するキャラクター)が壮絶な追い上げを見せて、私を追い抜こうとしてきた。
  • このままでは3位になってしまう!と思った私は、どうなるかも興味があり(ダメ元で)追い越しをかけてきた選手を殴ってみた。(いくらコンピューターが操作するキャラクター相手とは言え、あまり褒められたことではないですが…)
  • 殴られた選手は倒れ、2位を維持できたばかりか、1位を走っていた選手すら逃げ出してしまい、なんと想定外に1位でゴールしました!

おそらく、近くで暴動があったら一般市民は逃げ惑う、というようなプログラムがゲーム内に元々あり、そのプログラムが動作した結果、たまたま1位の選手が逃げ出した、ということだと思います。

それにしても追い越されそうな選手に攻撃をするというアクションに対し、トップの選手も逃げ出して、その結果優勝するという結果が与えられたこと。
そしてそれが偶然の産物であろうことが、このゲームにインタラクションデザインの妙味を感じた部分です。

終わりに

勿論、テレビゲームの魅力はインタラクションデザインだけではありません。
そして今後も私はテレビゲームをし続けるでしょう。
余談ですが、先日記事にした、ファイナルファンタジーXIVは、ストーリーが徐々に佳境に入ってきました。
ファイナルファンタジーXIVをクリアしたら次はファイナルファンタジーⅦリバースをやろうと思っています。最近ファイナルファンタジーばかりですね…

以下に本日紹介したゲームのリンクを張っておきます。ご興味があったら是非プレイしてみてください!
(アマゾンアソシエイトのリンクになります。また、グランドセフトオートサンアンドレアスは18歳以上のみ対象のゲームです)

また、以下のリンク先から中古ソフトの購入も可能です。
(リンク先のサイト内で確認したところ、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドはありました!)

 

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