空と旅と温泉と雑想と

きれいな空や旅や温泉のこと、そして日々思ったことを書いていきます

画像と計算、2つの試み

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はじめに

現在お届けしているのは国立科学博物館(カハク)の旅行記
前回の記事で日本の科学技術の発展に寄与した美しい物たちを見た私は、更に2階の奥に進みました。
展示のテーマは、変わらず「科学と技術の歩み」です。
そこには、今につながる先人たちの踏みしめた道が見えるものがありました!

記事の前にちょっとだけ宣伝です

以前当ブログで連載していたハワイ旅行記
その一部を纏めて内容を編集し、Noteの有料記事で販売を始めました!(Noteの記事は広告なしです)

現在販売しているのは、
①東京を出発して、ハワイ島に到着するまでの話と、
②ハワイ島に現地参加した話と、
③ディズニーアウラニリゾートに宿泊した話と、
シェラトン・ワイキキに宿泊した話と、
オアフ島をレンタカーで走り、絶景ビーチやスカイラインを観光した話です。
しかも!はてなブログ連載時には掲載を見送った記事も番外編として収録しています!
それぞれ200円と大変お求めやすい価格になっております。
本の画像をクリックすると記事にアクセスできますので、そちらよりお買い求めください!
次回はハワイ島で見た素晴らしい景色の話をする予定です!

画像を伝送する試み!

19世紀の末から、欧米では画像を転送する試みが盛んになったそうです。
下の画像はそんな試みの中の1つで使用した、木製ニポー円盤です。

見て分かる通り、円周に沿ってに小さな穴が空いています。
面白いのが、その穴はちょっとずつずれているところです。
こうやって少しづつずらすことで、画像を少しずつ読みとって送信することができたようです

また、下の展示も面白い。

こちらは日本で初めてのFAXだそうです。
写真の真ん中下部に光源があって、写真上部で読み取った映像を、左側の電球のような装置で電話回線に送信していたようです。

他にも画像を伝送するための機械がいくつか展示されていましたが、共通して言えるのは、こうやって人に何かを伝えるための試みはとても凄いということです。
その当時の技術で、どうやれば画像を伝送できるかの工夫の跡が素晴らしいです。

計算を機械的に行おうという試み

次に出てきたのは計算機です。
下の画像はなんと九元連立方程式を解くための機械!

九元って…

例えば、二元連立方程式
x-y=-1とx+2y=5、の解はx=1, y=2のようなものですが、
九元連立方程式ということは、xやyのような未知数が9つあり、式も9つあるような、ものすごい複雑な方程式です!

たしかに九元連立方程式を手で解こうとしたら大変だけど、それを機械で解いてもらうって凄いな…

まだまだ凄いものは続きます!
こちらはケルビン卿が潮位を予想するために考案した計算機!(ケルビン式長候推算機という名前です)

こちらの計算機は1930年から30年間、現在の気象庁で使用されていたとのこと。

そして計算機は電子の世界へ!

下画像の機械は日本で最初に稼働した電子計算機とのことです!(真空管式計数型電子計算機FUJIC)

富士写真フィルム株式会社の岡崎文次さんが、レンズ設計の自動化のために作成した計算機です。
計算速度はなんと人手の約2000倍!

2000倍って!凄すぎるでしょ!

そして下の動画は、日本初の実用大型リレー式計算機、ETL-Mark Ⅱです。

この大きな本体の中に、リレーを約22,000個使用しているとのこと。
リレーとは電磁石を使って、0, 1の信号を表現する仕組みのこと!
先程のFUJICと同じ年に完成した計算機です。

カッコいいな…
まるで手◯治虫の漫画に出てきそう…

終わりに

以上、画像を伝送する試みと計算を機械的に行う試みの両方の展示のお話をしました!
その時できるもので知恵を振り絞って作ったものと、新たな技術が見つかって作ったもの。
おそらくその両方がこれらの展示の中にはありますが、共通して言えるのは科学の発展を追い求め人類を前に進めていく想いなのだと思います!
いやー、またまた良いものを見ました!
次回は更に科学が進み、フィールドは宇宙に

記事の閲覧ありがとうございました!
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